長期インターンのよくある後悔10選!失敗しがちなポイント!
よくある後悔①自己理解をしてから参加すればよかった
長期インターンに参加する目的の一つに自分の興味がある仕事や、自己を理解するための経験をするということがあります。
しかし、肝心な自己理解をしないままに、大学1年生になったから、ガクチカに必要だから、勤務場所が近いから、などの目的が明確になっていない理由で長期インターンに参加すると、貴重な時間が無駄になるだけでなく、長期インターンで得るべきスキルや経験、より自分の興味ある業務への理解などを把握できるタイミングを逃してしまう可能性があります。
そのため、長期インターンに参加することを目的にするのではなく、まずは、自分のやりたいこと、自分の強みなどの自己理解をしてから、長期インターン求人を探すことがポイントです。
よくある後悔②ガクチカにも関係?参加目的を明確にしておくべきだった
上のポイントでも解説しましたが、長期インターンに参加するにあたり、とりあえず周りの友達もやっているからなど、具体的な目的なく長期インターンに参加しがちな傾向がある方もいますが、これは長期インターンで経験できるメリットを活用できていない状態と言えます。
例えば、マーケティングスキルを伸ばしたい、自分の対話力を試したい、コーディング能力を習得したいなど、明確な目的や経験したいことを明確化することで、長期インターンでの日々が充実したものになります。
また、目的意識を明確にすることで、力を入れて取り組むことができ、ガクチカなど就職活動で自信をもって説明できる体験につながります。
よくある後悔③主体的に取り組めばよかった
長期インターンに限った話ではありませんが、自主的に取り組み、目的意識を持つことで大きな成長のみならず、自分の就きたい職業との出会いにつながります。逆に、目的もなく単純に給料が欲しい、時間が余っているから働こうという観点で、主体的ではない仕事の仕方であれば、アルバイトの方が単純作業が多い分、負担が少ないと言えます。
また、本来得られる貴重な経験についても気づきを得ることが出来ず、将来的にも活躍できる確率が下がるとも言えます。
長期インターンの目的は社会人になるときにミスマッチを防ぐとともに、自分の強みを知ること、成長することであるため、自発的な姿勢がなによりも必要になります。また参加している他の長期インターン生と比較して、より主体的に積極的に業務に取り組むことで、より多く学ぶ機会が増え、評価も高まります。
よくある後悔④他の企業でも働けばよかった
長期インターンはどの程度参加すればいいのか?というのは、多くの大学生が気になるポイントでもありますが、前提として、1つの企業だけではなく、様々な職業や、異なる企業や業界で長期インターンを経験することで、比較して自分に合った職場環境や業務内容を見つけることができます。
ここでよくある話として、楽しい仕事や良い環境であれば、つい同じ企業で働きたくなってしまうというものです。ですが、自分がより活躍できる企業や職業があるかもしれない中で、同じ企業で働くことは、自己成長などの観点からもリスクにつながる可能性があります。
仮に自分がマッチしている会社であっても、別の仕事を経験することで、よりマッチしている企業が見つかるかもしれませんし、元々の会社が、結局自分にとって活躍できる会社であると、理解を深めることができるため、期間を定めて、他の企業や業界・職業なども経験することをおすすめします。
よくある後悔⑤いつからやるか考えずに大学1年生から参加するべきだった
長期インターンは早期から参加するほど、その分だけ多くの経験を積むことができます。これは、先ほどの部分と重複する部分がありますが、経験に加え、自分にマッチした企業と出会う確率も上がるということになります。
実際に、自分の強みを把握する、業界を理解しようとすると、1回の長期インターンで自分にマッチした企業を探すことができる可能性は決して高くありません。また、一度長期インターンに参加すると、1年間働くことが理想であり、一定期間働かなければ理解や経験は深まりません。
いつから長期インターンをやろうかな等と考え、遅くなればなるほど、社会人になる前の様々な仕事を経験するという機会がなくなるという最大のデメリットがあるため、出来る限り早めに、計画性をもって長期インターンに参加ことを強くおすすめします。
よくある失敗⑥アルバイトから早く切り替えるべきだった
社会人になる前の最後のタイミングとして、専門的なスキルを経験し、習得できる長期インターンは、アルバイトとは違い、社会に出てからのキャリア形成に直結します。アルバイトから早期に長期インターンに切り替えることで、より実践的な経験を積む時間を増やすことができ、社会で活躍できる可能性が高まります。
給料を稼ぐことが目的で、アルバイトをしたいという方も多いかもしれませんが、社会人になればアルバイト代で稼げるお金は大したことはありません。自分の選んだ仕事がマッチしていないリスクも含め、大学生という様々な経験が出来る最後の機会にアルバイトという視点を一歩変えて、自分のマッチした仕事を経験する機会を作る時間として、有効に活用にしましょう。
よくある後悔⑦多くの社会人と交流するべきだった
長期インターンでは、通常中小企業やベンチャー、スタートアップなどの小規模の企業で実施されることが多く、企業の社長など、社会で挑戦している先輩と交流ができる数少ない機会です。
その貴重な経験をいかに活用し、今後の自分のスキルや交友関係の幅を広げられるかを考えたときに、長期インターンで接したビジネスマンとの交流を大切にすることがおすすめです。
将来、どこかのタイミングでその接点が自分にとってプラスになることがやってきます。
長期インターンの大きなメリットの一つであるため、大事に欲しいポイントです。
よくある失敗⑧違和感があるならすぐに辞めればよかった
長期インターン先が自分に合わないと感じたり、違和感を感じた場合、早めに辞めることも一つの選択肢です。自分に合わない、別の業界に行きたいと思いながら
長い間続けると、精神的なストレスだけでなく、実際に自分の興味ある業界の経験が出来ないなど、他の機会を逃す原因にもなりかねません。
また、長期インターンは自分の強みを活かせる仕事を探すことであり、自分自身が違和感を感じる仕事や企業の中で使う時間はありません。
新たな職場や仕事を選び直し、自分の「強み」を知るために時間を使ってください。
でも、嫌なことでも我慢しないといけないと思っている方もいますが、仕事は自分が満足できていない仕事を長く続けることはできず、高いパフォーマンスを発揮することはできません。あわない仕事や違和感を感じる仕事では、自分の力は発揮できないと割り切り、後悔する前に、早めに他の長期インターンに参加するようにすることをおすすめします。
よくある後悔⑨自分の「弱み」を知ることもすればよかった
自己の弱点を知ることは個人の成長に不可欠です。強みを発揮できる仕事を経験するだけでなく、弱みを認識できる仕事を経験することで、よりバランスの取れたスキルセットを身につけることができます。
また、弱みを知らなければ、実際に就職する際に、マッチしていない企業を選択するリスクが増えるとともに、より自分の強みを理解する機会も失われることになります。
自分が得意ではないことを知らないまま、強みと感じていることをやっていても、実際は、本当の強みは実際は違うことだったということもあり、これからの社会人人生で自分のパフォーマンスは発揮できません。
強みを活かすとともに、自身の弱みについて知るための長期インターンを経験することをおすすめします。
よくある失敗⑩学業やプライベートと両立すればよかった
長期インターンと学業、プライベートのバランスをうまく取ることができれば、学生生活をより充実させることがでます。各活動に十分な時間を確保する計画を立てることが重要です。
また、長期インターンに没頭するあまり、学業をおろそかにして卒業できないということになると、計画性がなく、社会人として決して誇れることではありません。大学生は学業を忘れることなく、学業はきちんと受ける必要がありますので、しっかりと両立するようにしてください。
長期インターンで後悔しない注意ポイント5選
2.1. 自身の目的意識や自己理解を確認した上で参加する
長期インターンに参加する前に自己分析を徹底し、何を経験し、学びたいのか具体的な目標を設定します。例えば、マーケティングスキルを高めたい、プログラミングを習得したいなど、明確な目標が長期インターンへの取組をより有意義なものに変えるてくれます。これにより、積極的な姿勢で長期インターンに参加できるだけでなく、自分のスキルを高める機会が増すことにつながり、より充実した長期インターンが期待できます。
2.2. 自身の「強み」だけでなく「弱み」も経験する
インターンシップを通じて自己の強みを伸ばすことは有用ですが、弱点に挑戦することもまた重要です。
例えば、プレゼンテーションが苦手なら、そのスキルを伸ばす機会を積極的に探るべきです。実際にプレゼンテーションの責任を持つことで、このスキルが向上し、自信がつく可能性があります。
同時に、苦手なスキルを克服できないケースもありますが、それは自分の持つ特徴として理解し、社会に出る前に苦手な企業や職業につかないように注意することもできます。
そのため、強みとなる得意なことだけでなく、弱みである苦手なことも経験することをおすすめします。
2.3. 遅いことはない!大学1年生などできる限り早めに参加する
大学生活の初期段階から長期インターンシップに参加することで、社会人になる前に、将来的なキャリア形成に役立つ多くの経験を積むことができます。
前項でも記載しているとおり、複数社を経験することを踏まえれば、早い段階から参加することが重要になります。また、まだ専門知識が少ない早い段階から始めることによって、多様な職種に触れる機会が増え、社会に出る際に、自分に合ったキャリアパスを見つけやすくなるでしょう。
2.4. 複数の業界・企業に参加し様々な社会を見る
一つの企業だけでなく、複数の企業でインターンシップを経験することは、異なる企業文化や業種の理解を深める絶好のチャンスです。例えば、スタートアップと大企業の両方で働くことで、各企業の働き方、速度感、業務の進め方の違いを実体験することができます。
また、同業界であっても、会社の社風などの違いを知るために、別企業への長期インターンに参加するなども、今後の自分の活躍機会を広げる上で、重要です。
2.5. 自分がしたい職業を軸にした求人を探す
特定の職業にフォーカスしたインターンシップを選択することで、該当職業に必要なスキルや日常的な業務内容を深く理解することが可能です。例えば、営業職に特化したインターンでは、顧客との交渉やプレゼンテーション技術など、具体的なスキルが磨かれるでしょう。
特に業界などで企業選びをすると、自分の得意ではないことで働かなければいけないという事態にもなりかねず、活躍することが難しくなります。
自分は、何をしている時が好きなのかを思い描き、自分が得意なことが出来る職業を選択することが、将来活躍するための必須ポイントとなります。
3. 後悔しない!短期インターンにはない長期インターンのメリットとは?
3.1. 社会人になる前に、自分にあった仕事を知ることができる
短期インターンとは異なり、長期インターンは幅広い実務での業務体験を通じて、自分の興味や適性を探る絶好のチャンスです。多くの長期インターン生が、この経験を経ることで進みたいキャリアの方向性を見つけ、卒業後の職選びで重要な判断材料としています。
具体的には、マーケティング、データアナリスト、プロジェクト管理など、多岐にわたる業務を体験することができ、これが自己のキャリア形成に役立つのです。実際に企業に入ると、そのような業務を経験できる機会は少ないため、自分の将来像を考える上でも、積極的に興味のある職種を探してみることがポイントです。
3.2. 自分の幅を広げられる社会とのネットワークができる
短期インターンのように座学ではない長期インターンでは、異なる職業のプロフェッショナルと日常的に交流する機会があります。これにより、未来のキャリアパスを左右するメンターやアドバイザーとなる可能性のある人物と関係を築くことができます。
厚生労働省の報告によると、実務体験を通じて形成される人的ネットワークは、就職活動成功率を大幅に向上させるとされています。自分自身がどうなりたいのかを思い描く上でも、長期インターンで得た人脈は大事にしましょう。
3.3. 実践することで就職後のミスマッチを防ぐことができる
長期インターンで実際の業務を体験することで、企業文化や職務内容に関する理解を深めることができます。この体験は、就職活動において企業選びの失敗リスクを減らすのに役立ちます。多くの場合、インターンが就職先として選ぶ企業は、インターン期間中に得られたポジティブな経験に基づいています。
4. 失敗・後悔しない長期インターン先の選び方4選!
4.1. 「高報酬」などの報酬をアピールしている事例
注意点として、報酬が業務内容や学びに比べて不自然に高い場合、そのインターンの実態をもう一度確認することが大切です。
長期インターンの目的が高報酬で歩合給などの挑戦できる環境で働いてみたいということであれば、十分なメリットがあります。
しかしながら、自分の強みを把握するため、興味のある仕事の把握などが目的であれば、高報酬という言葉に釣られて入社してしまうと、契約をとるための営業社員として働くというパターンになり、目的が達成できなくなる可能性が高まります。
決して高報酬が良くないということではなく、報酬を優先にしてしまうと、目的を忘れがちになり、本来の趣旨からずれてしまうという点が重要なポイントです。
改めて、自身の目的と合致しているかを考えて、自分にとって最適な長期インターンを選択することがポイントです。
4.2. 社長直下という言葉だけが独り歩きしている長期インターン
よくある言葉に社長直下、役員直下というワードがあります。
この言葉が記載されているから良くないということではありません。
しかし気になる注意点として、社長直下ということが、自分自身でやりたいことや目的と合致しているかは別問題と言えます。また、社長直下であることが強調されている場合、実際の業務内容や学べる内容について確認が必要です。
参考事例として、名ばかりで実際には社長との接触がほとんどなく、指導も限定的なケースが報告されています。実質的なメンタリングや指導が伴っているかを詳しく確かめるべきです。
実際の面接で社長や役員がどのような仕事をしていて、一緒に働くことで何を習得したいと思うのか、またできるのかをしっかりイメージすることがポイントです。
4.3. 労働時間が長すぎるまたは短すぎる長期インターン
労働時間が適切でない場合、学びや成長につながりにくいところが注意点としてあげられれます。適切な労働時間設定の例としては、インターン生の生活バランスや健康も考慮して設定されたものです。避けるべきは長時間労働が強いられるインターンであり、これは疲労とストレスの蓄積を招くことが知られています。
その場合は純粋な労働力として企業側が捉えている可能性があり、学業と両立できないなど、デメリットが出てくるため、長期インターンを選択する際には、学業と両立できるか、目的と果たせるのかという観点で確認するようにしましょう。
逆に労働時間が短すぎるという場合も、成長の機会がないというデメリットがありますので、合わせて確認することがポイントです。
4.4. 華やかな業務内容ばかりが記載されている長期インターン
業務内容が華やかに記載されている場合、学生さんから見れば、興味深い内容と感じます。
しかし、実際の業務は、華やかな仕事の影に多くの地味な仕事が混じっています。もし、長期インターン先が華やかな仕事だけを任されるという場合は、自分からそれ以外の仕事を積極的に依頼したりするようにすることが大切です。
もし、華やかな部分しかしらない状態で、その業界や企業に入っても、入社してからミスマッチが起きる可能性が高く、離職の原因になりかねません。
また、別の観点から見ると、求人に掲載されている業務と、実際の日常業務と大きく異なる可能性があります。具体的な業務内容を事前に職員や他のインターン生から直接聞くことが重要です。例として、広告業務ばかりが強調されているが、実際は事務作業が主である場合など、目的がしっかりと達成できる長期インターン先であるか見極めるようにすることがポイントです。
長期インターンで後悔しない!まとめ
まとめると、長期インターンで後悔しないためには、目的意識を持ち、自己理解を深め、多様な経験を積むことが重要です。企業選びでは、表面的な魅力に惑わされず、実際の労働環境や成長の機会を重視することが大事になります。
また、早いうちから多くの長期インターンに参加することで、より幅広い視点を身につけ、自分に合ったキャリアパスを見つけられるはずです。これらを意識することで、長期インターンを通じて得られる価値を最大限に活かすことができます。